久恒 英嗣
2008年入社
ホテルカンパニー
どんな仕事ですか?
快適さやくつろぎが求められるホテルにおいて、宿泊客の満足度に客室は大きな比重を占めます。フロントスタッフのパートナーとしては品質と効率のバランスが取れたマネジメントを行い、収支のコントロール行うことが責任者としての主な役割です。
現在、所長として約200名のスタッフのマネジメントを行っています。「客室の品質アップ」「ホテルの評価アップ」に向けて、スタッフのベクトルを合わせていくことも醍醐味のひとつです。
どうしてこの仕事を選んだのですか?
前職はカフェチェーンでスーパーバイザーをしていました。大勢で取り組むことが好きで、仕事の裁量範囲が広い点も自分に合っていました。
私が入社した際の上司が人望厚い人で、その人が後任として自分に託してくれた想いに応えたいと思い、今日に至っています。社内のリーダー(所長)のタイプは多様で、いろんな人が活躍できる会社だと思います。
1日の業務内容
始業時の情報共有が肝心。
朝は、指示書を確認して1日の段取りをすることから業務が始まります。現在担当しているホテルは早番と遅番の2つの勤務体制で運営しているので、しっかりと状況を把握することが欠かせません。
10:00頃からホテルのフロントスタッフと打ち合わせをし、当日の宿泊客のオーダー内容や、注意事項等を共有し、スタッフにも伝達します。
その後はVIPルームのチェック、メールチェック、電話応対、スタッフの休憩時間の調整などの業務をこなします。
多忙時こそ「落ちつけ」と自分に呪文。
14:00頃、午後からの出勤スタッフと朝礼。外国人スタッフには特に丁寧に作業を確認します。注意事項等をスタッフ全員と共有することは大事な仕事です。
客室整備の進行状況を把握し、チェックインまでに完了するようにスタッフ配置を指示。スタッフから電話で次々に作業完了の報告が。
全室の清掃が終わる頃には、当日の清掃客室数と売上額、労働時間数を把握します。さらに、先々の客室予約状況や前年度実績等をもとに、翌日以降のスタッフ配置を修正します。
ここは経験値が活きる腕の見せどころで、出勤調整を細やかに行います。
退社前には再度、翌日のチェックイン情報の確認と引継ぎを行い、遅番のスタッフに声をかけて1日の業務が終わります。
インタビュー
仕事のやりがい、魅力とは?
職場に外国人スタッフが多くなり、日本人スタッフだけなら言葉で簡単にできていた業務連絡も、写真やマークなどで示して意思疎通を図っています。
オペレーションを工夫したり、仲間意識を高めるためにイベントを企画したりして、みんなに喜んでもらえると「やってよかった」と充実感で一杯になりますね。
そして客室の品質評価アップとともに、ホテルの評価が上がるのもうれしいですね。ホテルからも頼られるような存在になることが大きなやりがいです。
プライベートの時間の過ごし方は?
ホテルの閑散期に1週間くらいの連休を取り、毎年、海外旅行に出かけます。タイ、台湾、韓国など、アジアが中心です。あまり日本人客が多くないところを観光するのが楽しみのひとつです。
転職する方へ「ひと言」
職場のリーダー(所長、責任者)になると、ベッドメイクや清掃をすることはほとんどなく、むしろマネジメント。稼働(売上)に応じて経費をコントロールする仕事の比重が大きくなります。
知識や経験値、職場のチームワークで結果が変わる点が、たいへんなことでもあり、おもしろさでもあります。日々のオペレーションを通じて経営的な感覚も磨けるので、自分で何かを始めたい方には勉強になる仕事だと思います。