検索窓を閉じる
ハンバーガーメニュー
閉じる

みんなの応援がうれしくて・・・(涙)
競技会出場者の、ありのままの体験談。

専門職・技能職ブログ編集人の下平です。

今回は、ビルクリーニング技能を競う競技会に出場したお二人に体験を語っていただきました。

まず競技会の紹介です。
2年に1回開催される「ビルクリーニング技能競技会」。建物の清潔さや美観の維持を通じて、
快適な環境づくりを担うのがビルクリーニングの役割です。
ビルクリーニング技能士(国家資格)の保有者は約6万人(1982年間以降累計・推定)。
地域予選を経て全国大会で優勝者が決定します。

大成からは、愛知地区予選に別所里保さん(2013年入社)、東京地区予選に杉田光平さん(2015年入社)の2名が出場しました。
競技種目は「弾性床材の表面洗浄床維持剤塗布仕上げ作業」(要するに、資機材を使い、ちり・埃を取り除き、洗浄、拭き上げ、ワックス塗布等を行います)。演技得点(安全性、品質ほか)と作業時間得点(標準時間20分)により判定されます。

コートに入ったら一人。周囲に注目される緊張感。想像しただけでも冷や汗が出てきそうです。 お二人はこの日のために、自然にからだが動くまで練習を重ね、当日に挑みました。

みんなの熱意に奮起。チャレンジって楽しい!

■当日のことで印象に残っていることはありますか?

・他社の出場者の方の演技を見て、まだまだ自分は至らない点が多いと感じました。ビルクリーニングの奥深さに気づくことができました。 地区予選を勝ち抜くことができなかったのは悔しいです。(杉田さん)

・競技に入ると頭が真っ白になりました。でも、自然にからだが動いてくれたので、最後まで大きなミスはなくできてほっとしています。(別所さん)

■出場のきっかけは?

・ビルクリーニング技能士1級に合格したのが2021年3月で、会社から出場を打診された時はちょっとびっくりしました。実は、今の職場の上司、先輩も出場経験者で、話を聞くうちに「やってみようかな」と思うようになりました。(杉田さん)

・私も打診された時には「えっ私が?」という感じ。でも、社内講師の方がマンツーマンで指導して下さいましたし、他にも、上司や先輩社員の方がたびたび来て助言して下さったので、「どうせやるならいい結果を出したい」という気持ちが強くなっていきました。(別所さん)

■出場して何か変化はありますか?

・一定程度の技能レベルで滞りなくできるというだけではだめで、競技の見た目(表現力)も評価されるという点では、私たちの仕事はサービス業であることを意識させられました。 練習を始めて毎日が充実していましたし、何より、チャレンジすることの楽しさを実感できたことがよかったです。今回の経験を活かして、今度こそは優勝したいです。(杉田さん)

・競技会に出場して、反省点をたくさん見つけることができました。 私は自分にあまり自信がなく、これまでは自分から申し出るというより受身的でした。 結果的には敗退でしたが、練習を通して確実に技能が上達していることが自分でもわかり、少し自信が付きました。 それに、社内講師の方や上司・先輩が熱心に指導して下さることがとてもうれしくて、私も部署のために、誰かのために貢献できる人材になりたいと思うようになりました。
自分の中での変化は大きかったかなと思います。(別所さん)

競技会は個人競技だけど、団体戦のようなもの。「上司、先輩、社内講師の方々の指導に熱意を感じた」と、杉田さん、別所さんともに仰っていました。 出場資格・ビルクリーニング技能士1級を取得したばかりのお二人でしたが、確実に何かを掴んだことが伝わってきました。
「がんばった自分へのご褒美は?」と尋ねたら、「大好きなケンタッキーのチキンを食べました!!」(別所さん)。
これからも、みんなで応援します!