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あしたのジョー、ドラゴンボール、ワンピース。

専門職・技能職ブログ編集人の下平です。
新年度まであと1か月。今年も4月に新入社員を迎えます。
2000年代生まれの新入社員が入社するようになり、職場はますます多様に。「世代別の生態的特徴」が知りたくなって、2月に社内勉強会を開催しました。

「あしたのジョー」を知らない世代

最近Z世代(1996年以降の生まれ)の話題をよく目にします。X世代(1965~1980年生)以前の生まれの従業員を含め、幅広い年代が在籍する当社。
先日、ある若手社員と話していたら『あしたのジョー』を知らないと言われ、びっくり。育った時代や環境の違いを実感しました。
そこで、相互理解に向けてまずは若手世代の理解からと、大手人材・広告会社の方を招き、Z世代の特徴について教えていただく社内勉強会を開催しました。

X世代を『あしたのジョー世代』、Y世代は『ドラゴンボール世代』、Z世代は『ワンピース世代』と講師の方がネーミング。
(個人差はあるものの)野心に向かって燃え尽きるまで突き進むX世代と、特徴あるキャラクターが登場し、それぞれにスポットライトが当たるZ世代。
「Z世代は個を尊重して多様性に寛大、競争意識が低く、助け合いや調和を重視する傾向がある。価値観が違うことを前提に、お互いがコミュニケーションを取ることが必要」というお話でした。

さて、X世代(それ以前の世代含む)が社会人となった時代に、上司からよく言われた次のせりふ。ワンピース世代はどう感じるのでしょうか。
ちょっと想像してみてください。

「苦手なことにも取り組むことが大事」
「目標は高く持て」
「先輩の背中を見て覚えろ」「まずは自分で考えろ」
「指示にいちいち口ごたえするな」

勉強会に参加した上司・先輩の感想には、
「世代間の価値観の違いになるほど!と思った」
「価値観をぶつけるのではなく、寄り添うことを意識していきたいと思った」
など、歩み寄りがありました。

無意識のうちに相手に同質化を求めてしまう感覚は、変化を望んでいない気持ちの表れともいわれます。
同質化は過去の遺物にして、お互いに多様性を楽しめる寛容さが必要な時代になったことを感じました。

*世代の分け方には諸説あります。